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仕事で浅草を訪れたついでに、吉原界隈の裏風俗事情を調査してまいりました。
しかし、やはりというか、ここにももう「旧遊郭」を髣髴とさせる風情はまったくありませんでした。ダメ元で、呼び込みのオジサンに「この界隈にちょんの間旅館はもうないんですか?」と訊ねてみましたが、性感マッサージの店がわずかにあるだけで、残りはすべてソープランドなのだそうです。といってソープの数は150店舗以上あるのですから、一大歓楽街ではあるのですが。
町田の旧赤線地帯も、いまではすっかり商業地区へと開発されてしまいましたし、鶯谷近辺で数軒の「本サロ店情報」を耳にするくらいで、東京にはもう実質的に「裏風俗」は絶滅してしまったようです。
仕方なく浅草に戻って、すき焼きをつまんでビールを飲んでいると、若いお嬢さんと相席になりました。
若いといっても、顔が妙に四角く、身体がガッチリした女の子です。おせじにも美人とはいえません。まあ、はっきりいってブスです。
でも、相手がブスだからこそ気楽に話せる、という利点もあります。私たちはすき焼きをつまみながら、なんとなく互いの身の上なんかを話し始めました。
彼女は週に四日ほど、浅草の近くで働いている、というだけでそのとき仕事の内容は話しませんでした。
ビールが回り、お互いに勢いがついたということもあり、店をでると二人でカラオケに入りました。
そこでようやく彼女が吉原のソープ嬢であることを知らされました。
彼女によるとソープ業界もいまはあまりパッとせず、客の回転も悪いようです。
「あたしって指名してくれるお客さんが少ないから、全然稼げないんだよね」
彼女はちょっと淋しそうにいいました。顔はブスですが、性格はとってもいい感じの女の子です。私はなんだか彼女が気の毒になってきてこういいました。
「僕が指名するよ」
「え」
「今日、これから指名したらだめかな」
「……」
「ホテルに行こうよ」
本当は彼女に同情して切りだしただけだったのですが、この判断は大正解でした。
彼女はラブホに入ると、きっと私から「指名された」ことが嬉しかったのでしょう、もっている技術をフルに発揮して極上のサービスを提供してくれました。
彼女は高校生のとき、陸上部の選手だったらしく、太ももから臀部にかけての筋肉が発達していました。そのせいなのか、女性器内の筋肉も充実しており、私のペニスを心地よく絞めあげてくれました。
しかも、手渡す金額も破格のサービス価格に割り引いてくれました。
歓楽街のそばで呑んでいると、こんなこともあるんですね。
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